岸洋志です。
前回の記事を書いていて
ふと
思い出したことがあります。
前回の記事って
「はて?どんなだっけ?」
というかたは、こちらをどうぞ。
思い出した話、
あなたにも
ぜひ知って欲しいので
お話しますね。
やっぱり、私、
「 パソコンは正確なもの 」
っていう思い込みがあるんです。
今回は、いわば、
「 思い込みに引きずられた 」
ハナシです。
20年ほどまえのこと。
私は会社で、経理をしていました。
棚卸しの計算をしていたんです。
棚卸の話も最近しましたよね。
棚卸についてはこの記事もどうぞ。
で、棚卸です。
店舗や工場から上がってきた
「 商品 」の「 数量 」に
「 単価 」を
掛け合わせて計算します。
これをパチパチと何百個、何千個と
一行一行パソコンに入力していって
最後にカテゴリごとに合計額を出すわけですが・・
「 単価 」は、小数点以下のものもあります。
(◯円◯銭)ってやつです。
で、そうすると、
計算結果(金額のところ)は、
円以下、小数点以下のものも出るんです。(←当たり前ですね)
これはつまり
1円未満の端数。
(↑会計上は要らないものデス)
で、
この計算を
Excelで表にして
集計していったんです。
ひととおり
入力し終わって
検算をしたところ・・
パソコンで計算した金額の集計の
結果
と、
表を印刷したシートを目で見て
電卓をパチパチはじいた
検算
が
「 合わない! 」
んです。
1ページ、1ページ、
たいていなぜか
数円
違うんです。
『 なんで?
なんで1円とか2円とか違うの? 』
電卓の押し間違えかとおもって
パートさんにやってもらっても、
結果は同じでした。
やっぱり
数円ちがうんです!
パソコンは正しいはずなのに!
「 なぜじゃあ〜!!!」
・・・
コレ、
何が起きていたか
あなたはわかりますか?
実は、
エクセルの計算式をちょこっと
変えただけで、
検算とピシッと合うようになったんです。
・・・
どういうことかというと。
パソコンの
表示
と
実際
は違う!
ってことだったんです。
たとえば。
計算結果の表示を
整数
にしていたばあい、
単価 ✖️ 数量
の計算結果が
1.1だったら、「 1 」
2.4だったら、「 2 」
3.7だったら、「 4 」
と表示されるんです。
でも
パソコンは
表示は整数だけど、
計算はキチンともとの数字で行う!
んです。
計算は、
1.1+2.4+3.7=7.2
です。
で、合計結果を表示するのは
整数
なので、
「 7 」
になる。
表示されているのは
1と2と3なのに。
足しても6にしかならないのに。
『 1違う! 』
ってなるんです!
検算するヒトは、
みたままの表示で計算しますから。
検算すると
おかしなこと!
になるんです。
なので、
どうしたかというと、
すべての計算式に
「計算結果を切り捨てにする」
というのを追加して
金額に端数が出ないようにしたんです。
こうすれば、小数点以下はでませんから。
スッキリ!
検算も見た目もバッチリ!
以後は、
金額を出すときは
必ず切り捨ての関数を
付け加えるようになりました笑
今日の話は、
パソコンは正確だからこそ
ヒトに合わせるために
ずれが生じることもある
という話でした。
パソコンさんは、
忠実にプログラムを
こなしているだけなんですけどね・・
あなたも、気をつけてくださいね!
Ps
今回の話は
ちょっとわかりづらかったかもしれません。
もし、あなたのパソコンにExcelが入っていたら、
今回の話を試してみてくださいね!